2024-11-14本日のFACTORY

2024.11.14

名古屋ファクトリー

2024-11-14本日のFACTORY

皆さまこんばんは
名古屋FACTORY
笹林です
本日は車の意外と知らない知識その6を紹介していきます。

日本の道路は一般道で最高60キロ、高速道路で走るとしても最大120キロまでしか速度を出すことができません。それにも関わらず、なぜ日本の車のスピードメーターは180キロまで表記されているのか不思議に感じた人もいるのではないでしょうか。

日本自動車工業会は、スピードメーターは180キロまで表示すると定めています。そのため、日本自動車工業会に参加している国内のメーカーは、速度計を180と制限しているのです。ただし、海外で製造している車や海外へ輸出する自動車、軽自動車などはその限りではありません。

法定速度を120キロと定めているのに、なぜ180キロまで表示しなければならないのでしょうか。それは180キロ速度を出せるだけの性能が必要とされているためです。そもそも道路は起伏がない道ばかりではなく、急な坂道もあります。

例えばですが、平地で100キロは普通自動車なら当たり前のように出せますが、少し勾配がある坂道だと、平地と同じ感覚でそのスピードは出せません。その速度を保（たも）てるようにエンジンを強化した結果、180キロまで出せる性能になったのです。

そして、もう1つの理由として考えられることが、エンジンの負担を減らすためです。最高速度を120キロ出せるとした場合、高速道路だと常に全開の状態での走行となってしまい、エンジンの負担が大きくなってしまいます。

しかし上限速度を180キロにすれば、120キロのスピードを出したときのエンジンへの負荷が大幅に軽減されます。

車の性能が上がっていてもヒューマンエラーが起きる可能性がありますので、スピードの出し過ぎには気をつけてください!　

本日の作業です